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2020.9.28

美容室で老化させない

サロンについて

私は、白髪がとても多い。



20代の頃からブリーチはしていたし、カラーは頻繁にしていましたね。



美容師の特権みたいなところがあって、若い人たちはみんな明るくしていたと思う。



スタッフが、薬剤のお金を支払う美容院もあるのかな?



最初に入店した美容院では薬剤を自由に使っていたので、自分が独立してからもスタッフからは特にお金はもらっていませんでした。



私自身も、スタッフにパーマかけてもらったり、カラーしてもらったり。



そんな訳で、頭皮にはすごく負担をかけていたと思う。





黒髪を明るくするには、アルカリ剤が必要です。



白髪染めでもファッションカラーでも、アルカリカラーでは1剤と2剤を混ぜて塗布していきます。



ヘナなどのハーブカラーやマニキュアとは、染色の仕組みがちょっと違うんですよね。



アルカリカラーの1剤には、酸化染料やアルカリ剤、界面活性剤が配合されています。2剤の主成分は、過酸化水素水です。



1剤のアルカリ剤と2剤の過酸化水素水が化学反応すると、強い酸化力で毛髪を脱色していきます。



そして、その酸化力によって染料が酸化重合して発色する。



髪の負担も当然ですが、グレイカラーは頭皮にもカラー剤が付着するので、頭皮にも大きな負担になります。



Camelでは、カラーの塗布前に頭皮をオイルで保護します。



ただ、負担が全くないわけではありません。



カラー放置後のシャンプーでは、頭皮に優しい洗浄力のシャンプー剤を使用します。



そして、特にグレイカラーのお客様にはヘッドスパ(スキャルプエステ)をお勧めしています。



一番頻繁にグレイカラーをする方だと、3週間のサイクル。



グレイカラーをする方の平均的なサイクルは、2ヶ月ぐらいでしょうか。



白髪が見え始めると、ストレスを感じるものです。



カラー剤の種類とそのメリット、デメリットを必ず説明させて頂きますが、ダメージの少ないカラー剤を選択するお客様ばかりではありません。



見た目やデザインにウェイトを置かれる方もいますよね。



ただ、こちらとしてはダメージも極力抑えたい。



だから、頭皮ケアをしてもらいたいと思うんです。



老化とは酸化することです。



特に活性酸素によって老化が進むと言われています。活性酸素にも種類はたくさんあるんですけどね。



頭皮が酸化すると、白髪や薄毛になります。



昨日の今日で老化は進むわけではありませんが、頭皮ケアを積み重ねていくことで老化を遅らせることはできます。



美容室で老化を進めてはいけません。



カラー剤は、美容院の施術でいちばん頭皮の酸化を促進します。



だから、カラー剤を浸透させない保護と、残留色素、アルカリを除去すること。



更に、活性酸素を残さないこと。



白髪を隠すためにしていたグレイカラーをすることによって、逆に白髪を増やしているとしたらとても皮肉な話しです。



染まればいいと言う訳ではありません。



頭皮が健康であれば、より良い状態の髪が生えてくるはずです。



 



美容師はデザインするだけではない。



薬剤を扱う以上、薬剤の知識は言うまでもなく皮膚科学、生物科学の勉強が必要だと思うのです。



 



 



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